こどもの線維筋痛症の病態生理と予後
この病気のメカニズムは完全にはまだわかっていません。
線維筋痛症の類縁疾患に慢性疲労症候群という病気がありますが、
現在推察されている発症の病態生理は共通しています。
若年性線維筋痛症の場合、平均発症年齢は10才前後ですが、
成人例と症状は共通しているものの、
心も身体も成熟途上であることから、成人に比較すると、
より症状の改善が期待できます。
そのためには、早期に診断がなされ、
自分自身と周囲の人たちに病気に対する正しい認識・理解を
もって、医療機関での適切な対処が望まれます。