若年性線維筋痛症の診断

 

若年性線維筋痛症の診断に重要なのは、この病気に特徴的な圧痛点です。

圧痛点は体の18ヶ所にあって、

図のように筋肉が骨にくっつく場所に多くあります。

 

この圧痛点の診察がきちんとできるには、トレーニングが必要で、

熟練していないと、関節炎かもしれないなどと言われることが

あるかもしれません。

 

この圧痛点については、次にお話する分類基準にも診断な項目

として掲げられています。

 


 

線維筋痛症の分類基準

 

1990年にアメリカリウマチ学会から、線維筋痛症診断のための

分類基準が提唱されました。小児の症例についても、

この基準が診断に際して重要になります。

 

圧痛点は4kgの圧力で押してみないといけないとされていますが、

1cmずれると陽性にならないことがあり、

正しい診察によって確認する必要があります。

 

診断ガイドライン2009

 

「線維筋痛症ガイドライン2009」では、

若年性線維筋痛症の「診断の手引き」では、痛み以外の多彩な症状と、

この病気になりやすい性格傾向について記載されています。

 

Allodyniaは、通常の人では感じないような些細な刺激

(爪や髪への軽い接触、扇風機の風、乗り物の匂い)などによって、

激痛を感じることをいいます。